レザージャケットや財布など牛革の素材を使用されたものを使われている方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
数多くの小物や服飾に使われている牛革ですが、なぜここまで幅広く使われるようになったのか、疑問に思っている方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、牛革の歴史から特徴や種類まで、ご紹介します。
□牛革の歴史
人類が動物の肉を食べ始めた頃から革の歴史は始まります。
肉を食べた後の毛皮や皮を敷物やテントに利用していました。
しかし、生物ですので、乾けば硬くなり、衣類としてはあまり利用されていなかったようです。
そんな中、焚き火近くにあった皮のうち、煙で燻されたものは腐らなくなり、長く使っているうちに自然に揉みほぐされていき、柔らかくなり、簡単な医療として着用されていきました。
また、肉をとった残りの皮を噛んでいるうちに、繊維がほぐれて簡単な菜飯の工程が行われて、腐らず、柔らかい革が出来上がったとも言われています。
□牛革の特徴について
繊維組織が比較的均一であるため、丈夫で耐久性があります。
面積が大きく、厚みもあるため、保温性にも優れています。
財布やバッグ、ベルトだけでなく、革ジャンなど多くのファッションに取り入れられている素材です。また、ノーベル平和賞の表彰状は革でできているそうです。
□牛革の種類とは
たくさんの革の中でも多く使われているの牛革ですが、牛革にはたくさんの種類があります。
・ハラコ
牛の胎児から摂取された革で、非常の柔らかいのが特徴です。
極端に摂取量が少ないため、希少性が高く、高級素材として使用されています。
・カーフ
生後6ヶ月以内の子牛から摂取された革で、キメが細かいのが特徴です。
ハンドバックや手袋などの衣料に使用されています。
・キップ
生後6ヶ月から2年くらいの中牛から摂取された革です。
キメは細かいですが、面積や厚みがありません。
カーフよりも強度は高いため、カバンや小物に使用されています。
・ステア
最も需要が高く、供給や品質が安定している革です。
強度や耐久性もあります。
・カウ
ステアよりも柔らかく、厚みも薄い革です。
ジャケットなどのアウターに使用されています。
・ブル
成長しきった牛から摂取される革であるため、繊維組織の粗さが目立ち、厚手です。
以上、牛革についてご紹介しました。
牛革の歴史や特徴を知った上で、牛革の小物などを使用すると愛着が湧きますよね。ぜひ、みなさんも牛革を愛用してみてはいかがでしょうか。
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