皆さんはイタリアのインテリアブランドと聞くと、何を思い浮かべるでしょうか?
数々のブランドがある中で、海外のインテリアブランドに興味がある方に今回ご紹介するのが「FLEXFORM(フレクスフォルム)」です。
最近になって日本でも人気が出てきている超高級のイタリアンモダンブランドです。
では、歴史や特徴などを詳しく説明していきます。
□歴史
1970年にイタリアのロンバルディア州メーダという地域で、ピエトロ・ガリンベルティによって設立されました。
まだ他のブランドと比較すると歴史は浅いものの、イタリアを代表する超高級家具フランドには違いありません。
彼の父はミラノ・スカラ座で質の高い調度品をつくる職人だったため、ものづくりの道に進むには恵まれた環境で育ちました。
当初はジョエ・コロンボやチニ・ボエリといったデザイナーを起用していて、その後はずっとアントニオ・チッテリオが総監修を務め、デザインを手がけています。
現在の本社ビルをデザインしたのもチッテリオなのです。
*スキャンサームとアントニオチッテリオ
実はこのアントニオチッテリオはスキャンサームのデザインも手がけています。
そのシェーカーは控えめなデザインである一方で、あらゆる空間にもピッタリと当てはまるデザイン性を保持しています。
彼がデザインしたスキャンサームのシェーカーは、薪ストーブで初のReddot Design Award にて Best of the best を2006年に受賞しており、今もなおそのデザインと機能性の高さで多くの人から高い評価を得ています。
□コンセプト
「家というのは常に美的表現で、ものはそれを選んだ人のイメージを思い起こさせ構成する。」
「その人を魅力的に優雅にするアイデンティティとは、形状や形質の揺るぎない進化、新技術の研究や新素材の創造的仕様に基づくものと考える。」
これらのコンセプトは創業時に掲げられたものですが、今も確固として貫かれています。
ものづくりを進めていく中で重視していることは、マスマーケットを追うのではなく、常に上顧客層をターゲットとして設定し、確かなものを良さがわかる顧客に提供するという姿勢です。
この理念の一貫性が、現在人気を博す高級ブランドとなった所以なのでしょう。
□高い品質と技術
フレックスフォルムは、家具をつくる上で強いこだわりを持っています。
ソファには厳選したポプラ材しか使用しないフレームに、特殊な高密度発泡ウレタンのモールド成形とダクロン、ダウンなどが使われています。
300種類以上の材質からカバーを選択でき、カバーリングの縫製技術が特に優れていて、カバーの掛け替えを容易に行えることが世界中から評価されています。
□東京に構えるショールーム
現在世界55カ国以上に展開しているフレックスフォルムですが、日本にも東京にショールームが存在します。
単体の路面店として見ると、ニューヨーク、ロンドン、ミラノに続く4番目にできました。
空間全体でフレックスフォルムの良さ、雰囲気を楽しめる場所となっており、実際に自分の目で確かめてみたいという方にはうってつけではないでしょうか?
□まとめ
今回の記事では、イタリアの高級家具ブランド「フレックスフォルム」をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
創業以来変わらないコンセプトと確かな技術力でつくられたインテリアに興味を持った方は、ぜひ検討してみてくださいね。
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