部屋のインテリアをおしゃれにしたいというとき、家具を悩む方も多いのではないでしょうか。
ブランドや家具の素材が様々で迷ってしまうことでしょう。
そこで今回の記事では、家具の素材に使われるマホガニーについてご紹介します。
□マホガニーとは
センダン科に属する3種の木の総称で、高さは約30メートルにまで成長します。
なお、マホガニーと呼ばれる木は、キューバン・マホガニー、ホンジュラス・マホガニー(オオバ・マホガニーとも呼ばれる)、メキシカン・マホガニーの3種です。
削って芯にいけばいくほど、美しく赤みを増すと言われています。
また、木の成長が早いことでも知られています。
例えばインドネシアなどの発展途上国での植林活動は、経済的に大きな効果をもたらし、地球温暖化の防止にも役立つとされています。
□歴史
マホガニー材が人気になったのは、1709年の厳冬の影響でウォルナット材が採れなくなったフランスが、イギリスへの輸入を禁止したことが始まりでした。
イギリスは、代替となる木材として、マホガニーを使うようになりました。
最初の頃は家具の表側に出ないところに使われていたようです。
しかし、木材が不足し始めてから、積極的に家具に取り入れられるようになりました。
現在では、乱伐が進んだことにより、国際取引が制限されています。
中南米自生種の原木、製材された板材はもとより、それらを材料として作られた完成品(家具・楽器)ですら生産国の証明書が必要となっています。
そのため、入手困難になっています。
□魅力
マホガニー材は、繊細で美しい木目と、優れた耐久性が魅力的です。
軽くて、頑丈ながらも加工しやすいことから、繊細な装飾にもうってつけの木材です。
それまでオークや堅いウォールナットではなかなか出せなかった、より繊細なデザインやカーブなども彫刻で表現できるようになりました。
マホガニー材の出現により、デザイン性の高い家具が多く作られました。
また、深みのある褐色と光沢のある艶やかな木肌も魅力的です。
同じ「褐色」と言っても、赤色の強いものから黄色寄りのものまで、少しずつ色味が異なっています。
□まとめ
今回の記事では、家具の素材に使われるマホガニーについてご紹介しました。
黄金色を意味する「マホガニー」は古くから宮殿の装飾に使われるなど、高級木材として人気があります。
西欧風のクラシカルやトラディショナルといった雰囲気の空間づくりに、マホガニー材の家具を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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