近年、人々のインテリアへの関心が高まっています。
そこで、活躍の場がどんどん広がっているのが、インテリアデザイナーです。
建物の外観や内装のデザインを担当し、実際にその建物が世に出たときには、そのデザインが話題となり流行を生み出します。
インテリアデザイナーは、インテリア業界を支えている大切な存在です。
今回は、日本の有名なインテリアデザイナーについてご紹介します。
□イサム ノグチ
日本人でも海外で有名なデザイナーはたくさんいます。
しかし、群を抜いて歴史に名を刻んだ人物と言えば、イサム ノグチです。
彫刻家、芸術家としても功績を残しました。
彼は、1904年にアメリカで、日本人の父親とアメリカ人の母親の間に生まれました。
アメリカ、日本の双方の文化も吸収し、独自のデザインを生み出しました。
不思議な曲線の脚が支える「ガラス センターテーブル」や、「AKARI」という名のランタンなど、日本の提灯のように和紙を使った照明器具などが有名です。
□渡辺 力(わたなべ りき)
1911年東京生まれで、渡辺力デザイン事務所の設立者です。
1952年に発表された「ヒモイス」は彼の代表作です。
また、1957年の「トリイスツール」「円形センターテーブル」はミラノで金賞を受賞しました。
さらに、2003年に発表された「RIKI CLOCK」は彼の名前が付けられているほど完成度の高い時計です。
□内田繁(うちだ しげる)
美術専門学校『桑沢デザイン研究所』の所長として知られる内田繁は、大ベテランです。
六本木WAVE、山本耀司のショップ、神戸ファッション美術館、門司港ホテルなどインテリアデザイナーとしての活躍はもちろん、家具・工業デザイナーとしてもその実力を発揮しています。
1987年の毎日デザイン賞、2000年の芸術選奨、2007年の紫綬褒章など多くの賞を受賞しています。
メトロポリタン美術館、モントリオール美術館、サンフランシスコ近代美術館などに彼のコレクションが多数収蔵されています。
□森田恭通(もりた やすみち)
「ヤンキー建築」で有名なデザイナーです。
ヤンキー建築とは、華美な装飾を施した作品のことを指しており、森田氏独特の世界観です。どちらかというと現代建築はシンプルで単色(中でも白や透明など)を用いることが多いので、森田氏の作品はその対極だと表現されることがあります。
日本では、伊勢丹新宿店の改装や京都嵐山駅の改装を手がけました。
□まとめ
今回の記事では、日本の有名なインテリアデザイナーについてご紹介しました。
今回挙げたデザイナー以外にも、魅力的なデザイナーはたくさんいます。
自分のお気に入りのデザイナーを見つけると、理想のインテリアを実現できるかもしれませんね。
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