「ヒノキを素材にした家具にはどのような特徴があるのだろう。」
「ヒノキは他の木材と比べてどのような良いところがあるのかな。」
家具を選ぶ際によく悩むのが、家具に用いられている素材ではないでしょうか。
そこで、今回はこれから家具を購入する方に向けて、ヒノキの特徴について解説します。
□ヒノキについて
*名前の由来
昔、火おこしをする材料として使っていたことから呼ばれた「火の木」や、尊く最高のものであることを示す文字を用いた「日の木」から名づけられたと言われています。
また、名前の由来からヒノキは古くから使われていたことがわかります。
例えば、世界最古の木造建築物として有名な法隆寺で使用されている木材はヒノキです。
*香り
ヒノキは法隆寺に使われていることからもわかるように、腐りにくく耐久性に優れている素材です。
さらに、旅館などで見かけることの多いヒノキ風呂で楽しまれていることはヒノキ特有の香りです。
ヒノキチオールという成分の働きで、ヒノキ特有の落ち着く香りを生み出しています。
また、フィトンチッドと呼ばれる成分の含有量が多く、消臭やダニ対策において高い効能を示します。
*強度
ヒノキは針葉樹に区分され、伐採してから200年の間は強くなり続けると言われています。
200年を経過すると、徐々に強度が弱まっていきますが、約1000年経過してやっと伐採したときの強度に戻ります。
一方で、広葉樹は伐採直後が最も強度が高いと言われています。
そのため、ヒノキは他の木材と比べて強度がとても高いことから、建築物の素材として使われることが多いです。
*木肌
木材は基本的に木の中心部分と皮に近い外側部分を使うかで色が異なります。
しかし、ヒノキは木の中心部分と外側部分で色の違いがあまりないので、色の主張が控えめな木材と言えます。
肌ざわりは優しい感触で、見た目も清潔感があるので、飲食店のカウンターで使われています。
□ヒノキを素材とした家具
ヒノキは強度が高いので、人が座るベンチの素材として使えます。
ベンチを持ち運ぶ機会が少ないのであれば、ベンチボックスとして利用することで空間の有効活用ができます。
ベンチボックスとは、ベンチの下に収納スペースがある家具のことを指します。
また、消臭力も高いのでまな板の素材としてヒノキを選択することもおすすめです。
□まとめ
以上、ヒノキの特徴について、ご紹介しました。
知らなかったヒノキの特徴はあったでしょうか。
今回の記事を参考に、ヒノキを素材とした家具の購入について検討してみてください。
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